各界の一流の男性を星の数ほど見てきた銀座のクラブママ。男を見る目は日本で一番厳しい女性ともいえる。その心をときめかせる褒め言葉を、3人のママに聞いた。

亡き名経営者に褒められたくて

「『きれいだね』『かわいいね』と言われるのはもちろん嬉しいものです。そんな常套句に、『ママみたいな憂い顔は昔からタイプなんだよ。ほっとけない』とひと言加わると、プロの私でさえ、もうキュンときてしまいますね」

亜紀ママ●クラブ稲葉。早稲田大学在学中に日本橋の老舗クラブに勤務。現在は銀座で「クラブ稲葉」のほか、和食店、バーなど4店を経営。

こう話すのは、「クラブ稲葉」の白坂亜紀ママ。才色兼備の元“早稲女(わせじょ)”である亜紀ママは、早稲田大学を卒業し、29歳で自分の店を構えてから、20年以上、銀座の街に関わって銀座の伝統的なクラブとして守ってきた。

そんな亜紀ママには忘れられない言葉がある。若くしてチーママになった頃、「私、これといって美人じゃないから……」と不安を口にしたときに、ヤマト運輸元会長の小倉昌男氏からかけられた「女性は知性だよね。ただきれいなだけではだめなんだ」というひと言だ。