なぜ1人で転んだら、恥ずかしいのか

いち早く指摘したい一方で、上司に対しては言いにくいもの。まず考えたいのは、人はどういうときに「恥ずかしい」と強く思うのか、ということです。心理学の視点で言うと、他人から、「単なる失敗ではなく、その人のパーソナリティのせい」と思われたとき。たとえば、シャツがズボンからはみ出ている様を、「変な人」だと受け取られたとき、恥ずかしさは倍増します。

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部下が上司に指摘する、というシチュエーションであればなおさらです。「パーソナリティゆえの失態」と、下の立場の人間に認識されるのは恥ずかしいもの。いかに上司に恥をかかせないか考えないといけません。