どれだけ論理的に物事を考えられる人でも、「話し方」に問題があればチャンスを逃してしまう。「プレジデント」(2017年12月18日号)では、6つの場面別に「相手が気持ちよくなる言い方」を紹介しています。第3回のテーマはNHKの「サラリーマンNEO」や連続テレビ小説「あまちゃん」の演出家による「知らない人ばかりのパーティ対策」です――。
「場を盛り上げる」と「会話を弾ませる」の違い
見知らぬ人ばかりのパーティが苦手なのは、「人によく思われたい」という意識が先に立つからでしょう。だったらそれを「人をよく知りたい」に変えたらいいと思います。自分を知ってもらう前に、まずは“人のことに興味を持つ”ようにするのです。
パーティでは、名刺交換をする機会が多いかと思いますが、まずは肩書に注目。最近は長すぎる肩書が多いので、それが何なのかを聞いてみましょう。僕はよく「プロデューサーという肩書なのに、なんで監督をしているんですか?」と聞かれるのですが、そのように疑問に思ったことを素直に聞くのもいいですね。肩書以外では、名前の漢字、会社名など、思い入れがありそうな部分に触れると話が弾みます。
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