REIT(不動産投資信託)の値動きを示す東証REIT指数は、昨年6月初めに約2600ポイントまで上昇した後に下落に転じ、現在は1200ポイント前後で推移している。筆者は、合理的に説明できる水準は1800ポイント程度と考えている。ここまで低下したのはなぜか。
第1の理由は、不動産市場に対する不安である。地価上昇の減速、オフィス空室率の上昇、マンション販売の低迷など、不動産市場の不調を示すデータは大変に多い。ただし、REITは有望な物件を厳選して運用し、不動産市場が全体的に冷え込むなかで、ほとんどが増収・増益を続けている。
第2の理由は、不動産会社の信用力低下である。最近数カ月間に、スルガコーポレーション、ゼファー、アーバンコーポレイションなど、不動産会社の経営破綻が相次いだ。金融機関が不動産業への融資に慎重になったため、資金繰りが悪化して経営破綻に至る例が多い。現在、経営が不安視されている会社には、REITのスポンサー企業(設立母体)も含まれている。
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