それでも高いと感じる人には「カウチサーフィン」がおすすめだ。こちらは、世界中の旅行先で無料で泊めてくれる人を探すサイト。世界に200万人以上のユーザーがいる。特に欧米人に人気で、ヨーロッパの若者の多くが一度は利用したことがあるサービスなのだという。女性が一人で利用するのには少し不安があるが、「Safety Features」という項目を設定することで、信用度の高いホストを探すこともできる。ただし、現地の人の家に泊まるので、日常会話レベルの英語力は必須と考えたほうがいいだろう。

“ホテルオークラ”並みで1泊7000円

カウチサーフィン・パリのページ。この中から無料で泊めてくれるホストを選ぶ。

国内なら、自治体管轄の宿は概して宿泊費が手頃だ。江戸川区の「ホテルシーサイド江戸川」はその好例。葛西臨海公園内にあり、ハードは公共の宿なのだが、ホテルを運営している“ソフト”の部分はあのホテルオークラというのがすごい。丁寧なサービスで知られ、企業研修等にもよく利用されているという。そんなホテルに1人7000円ほど(1室3~4名利用時)で宿泊できるというのは、宿泊価格高騰の今、非常にありがたい。

また、葛西臨海公園駅は舞浜の隣駅だ。京都市在住の尾河さんは、かつてディズニーランドに行くときに宿泊したホテルシーサイド江戸川の感想を聞かせてくれた。

「東京ディズニーシー・ホテルミラコスタに泊まれば、最低でも1人2万円程度かかります。それがホテルシーサイド江戸川なら3分の1程度で済む。なのに“ホテルオークラ”の名前がバックにあるから、妻もすごく喜んでくれました。人って名前に弱いんですよ」

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