『大学教授になる方法』(鷲田小彌太著)は、建前や綺麗事を排したリアルな内容が大いに話題になった。実は私も就職時に参考にさせてもらった一人だ。初版は15年以上も前だが、今読んでも全く古びていない。

さて、この名著のどこにも書いていないような方法で大学教授になった人がいる。本書は、専業主婦だった女性が36歳を境に人生を一変させ、様々な紆余曲折を経て産業能率大学の教授になるまでの自伝である。