睡眠を「一日のご褒美」と考えている人は、一流にはなれない。一流のビジネスパーソンは、睡眠を「投資」と捉えて、「明日のためには、どう眠ればいいか」と未来志向で考える。だからといって、睡眠時間を増やせばいいわけではない。8項目のチェックリストから「一流の睡眠法」を確認していこう(全9回)。
Q.今晩は徹夜することになりそう。疲れを最小にするには
A.15~20分程度の仮眠を取る
B.栄養ドリンクを飲む
お酒で酔ったときと同じ状態に
一晩寝ないでいると、集中力、記憶力、思考力の3つの能力が鈍くなり、仕事の能率、とくに頭脳労働の能率が大幅に低下します。
人は17時間以上起きていると、血中アルコール濃度0.05%と同じレベルまで作業効率が落ちるというデータがあります。血中アルコール濃度0.05%は、ビール1~2本分。酔ったときと同じ状態で仕事をして、いいパフォーマンスを発揮できると考えること自体が間違っています。
徹夜してでも取り組まなくてはいけない仕事が発生したら、徹夜のダメージを最小限にとどめるマネジメントが必要です。
徹夜によるリスクを軽減するためのステップを紹介します。真っ先にやってもらいたいのは、徹夜翌日のスケジュール調整です。徹夜明けは、どんな対策をしたとしても能率は悪くなります。徹夜しなければいけないことが判明した時点でリスケジュールを行い、徹夜明けの午前中はあとでリカバリーの利く単純作業をおすすめします。