考え抜いた構成、文章をどうアウトプットするか。最後の難関が、デザインだ。孫正義社長の資料作りを数多く担当し、数々のプレゼンを勝ち抜いてきた達人が教える。

<デザイン編>

「プレゼンというと、話し方のほうに注目がいく傾向がありますが、経験上、特に社内に向けたプレゼンは資料で9割決まると考えています」

というのは、ソフトバンク在籍時、「ソフトバンクアカデミア」という後継者育成機関の第1期生として1位を獲得した前田鎌利さん。その後も、孫正義社長のプレゼン資料の作成も担当していたという資料作りの名手だ。

編集部員Tが新雑誌の企画を社長にプレゼンしたときのこと。慣れないパワーポイントでようやく仕上げた資料だったが「見づらい」と一蹴された。あの情報を入れなければ、この情報を説明しなければという思いに駆られて、書き込みすぎた典型だ。情報が必要以上に多い資料は、ツッコミどころが増えるうえに、記憶に残りづらい。