「趣味は仕事です」。そんな人は要注意だ。最期のときを迎える段になって、「仕事以外の趣味を持っておけばよかった」と後悔する人は少なくない。大津氏によれば、団塊より下の世代にその傾向が強い。「仕事一筋だった人が、病気で復職の望みがないとわかると非常に苦しみます。仕事以外の引き出しがひとつでもあれば違うのですが」。

趣味に負けず劣らず人生を豊かにするのが恋愛だ。今思いを寄せる人がいるなら、悔いが残らないように行動を起こしてもいい。ビハーラ僧の三浦紀夫氏のもとで暮らしていた70代の男性は、かつて単身赴任先でいい仲になった女性が忘れられずにいた。定年退職後、なけなしの退職金を握りしめて会いにいったものの、結局はお金を使い果たして捨てられてしまう。当然ながら家族にも愛想をつかされ、最期は一人で亡くなったという。だが、好きなように生きれば悔いはないのかもしれない。

(篠原沙織=撮影)
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