学生時代、いかにして友達をつくっていたのだろうか? 過去が不思議なほど、大人が友達をつくるのは難しい。しかし今からでも遅くない。行動すれば出会いはある!
年を重ねるごとに、自然と減っていく友達の数。気づけば相談できる相手がいなくなって、わびしい人生に……。そんな不安を抱き、5年間で500人の友達をつくった経験のあるコラムニスト・木村隆志さんに、40代から友達をつくるコツを聞いてみた。
「最初に取り組みたいのは、デジタルツールのリストに頼らず、思いつくまま友達の名前を書き出すこと。友達数の現在地点を把握することで、少なければモチベーションが上がります」
日常の姿勢としては、友達を探している情報をオープンにするとよい。世話好きの友達や行きつけの店の店主など、人間関係のハブになってくれそうな人に伝えておけば、候補をマッチングしてくれる。そして気の合う人に出会えたときは、最後に「今日は楽しかったです。友達になってください」と明確に意思表示する。
具体的な手段は、これから紹介する方法を参考にしてほしいが、その際、プライベートの時間を昼と夜に分けると効果的だ。並行して複数の活動ができ、交遊が一気に広がる。
「大事なことはふたつ。すぐに結果を求めず、焦らないこと。数年かけて数人ずつ友達をつくるよう意識しましょう。そして、自分から動くこと。苦手意識を持つ人もいるかもしれませんが、社会経験を積んだ40代は人間関係を築くスキルがある。仕事で人並みのコミュニケーションが取れる人であれば、何も心配することはありません」