1980年代後半から90年代初頭にかけて、不動産は本来価値以上に価格が暴騰しました。しかし、その“バブル”は崩壊し、後遺症があまりにも大きかったためか、少しでも不動産価格が上がると、「すわ、バブル再燃か?」との声が上がるのは、無理のないことかもしれません。

結論を言えば、このときと同じようなバブルはもう起こりません。なぜなら、不動産の評価方法が変わったからです。不動産を評価する方法には、原価法、取引事例比較法、収益還元法の3つがあります。しかし、バブルのときに用いられていたのは、「取引事例比較法」のみです。

これは当該物件について、近隣の過去に成約した取引価格をもとに算出する方法。「隣が上がればこちらも上がる」という現象が起こりやすく、その逆もまたしかり。不動産価格がとめどなく上がることもあれば、下がることもあるということです。