元バリキャリ主婦「就社しないで収入月50万」
“元バリキャリ”主婦の再就職を実現させるには、「3つの秘訣」がある――。
以前、レポートした「元バリキャリの主婦が『就社せず』『資格なし』で月50万稼いでいる!」(http://president.jp/articles/-/18287)では、その3つの秘訣のうち、「秘訣その1:本人が“就社”にこだわらない」に関して述べました。
過去に総合職として働いた経験を持つ女性と企業とのマッチングを通して女性の継続就労・活躍支援を行う人材サービスを提供しているWarisが、2016年に自社の登録者向けに実施をした調査結果によれば、登録する元総合職の女性の約3割が「フリーランス(個人事業主)」として働いていました。主な内訳は、人事・経理・法務などの管理系職種(26%)、広報・マーケティング系職種(19%)、営業(10%)。
3人に1人は、組織に属さないワークスタイルだったのです。
さらに、驚くべきは、フリーランスで働く女性の平均月収が28万円だったこと。月収50万円以上を超える女性も12%に達していることが明らかになっています。在宅勤務など出社する必要のない業務が多いにもかかわらず、「月80時間で報酬25万円」や「月56時間で報酬20万円」などと、平均時給3000円を超えるケースもあり、待遇は悪くはなかったのです。
このことから、働き方が多様化している現在、「就社」にこだわらない働き方は、働きやすさと収入を両立させるための選択肢の1つになるのではないか、と報告しました。
さて、今回はその続きで、
秘訣その2:働く時間の「制約」を逆に強みにする
秘訣その3:夫が家事をしたくなる「言い方」をする
についてレポートしていきます。