東京五輪パラのPR拠点が大人気!
南米大陸初のオリンピックとなるブラジル・リオデジャネイロ五輪は治安への懸念やジカ熱などへの不安を抱えながらも、街のあちらこちらでは五輪の熱気が沸き上がってきた。ささやかながらも、その盛り上げにひと役買っているのが、2020年東京五輪パラリンピックに向けて東京と日本をPRする『Tokyo 2020 JAPAN HOUSE』(ジャパンハウス)である。
リオ五輪の選手村や五輪公園があるオリンピックパークからほど近いバーラ地区の巨大なイベント施設を借り上げて、ジャパンハウスは運営されている。これまでの五輪のジャパンハウスは日本オリンピック委員会(JOC)の主催だったが、今回はJOCと日本パラリンピック委員会(JPC)、東京都、東京大会組織委員会の4団体が主催し、日本政府やスポンサー企業も出展している。
経費は十数億円といわれ、東京大会組織委広報局次長の柳舘毅さんは「狙いとしては、とにかく、ここにきてもらって、東京に興味を持ってもらって、日本に興味を持ってもらって、2020年の東京大会にも興味を持ってもらって、もっと言えば、(東京大会に)きていただく、というところのゲート、第一歩になってもらいたい」と期待する。
リオの人々や海外からの観戦客、メディアに足を運んでもらおうと、魅力的なイベントを連日、開催している。開幕日には、「サンバ・フェスティバル」が開かれていた。東京大会のエンブレムが描かれたステージでは本物のダンサーがサンバのリズムにのって情熱的な踊りを披露し、やんやの喝さいを浴びていた。内部には8つのブースも設けられ、日本酒や焼酎の試飲、書道体験、浴衣の試着などを体験するブラジル人の群れで混雑していた。