財布を見れば、その人の性格から金銭感覚、将来の金運までわかるという。どうしたら金運を上向かせることができるのか。長年、財布を見続けてきたお金の専門家に指南をお願いした――。
あまり使わないカードには「留守番」させよ
誰もが持つ財布だが、その種類や扱いぶりは人それぞれ。「財布を見れば××がわかる」といわれる。何がわかるのか。ファイナンシャルプランナーで、これまで著名人を含む数多くの人の「お財布診断」を行ってきた山口京子氏はこう解説する。
「お財布は今のあなたを映す鏡です。たとえば、財布のなかに小銭がいくらあるか。これを把握していない人は、すぐお札で払ってしまいますね」
お札をくずすと「逃げ足が速くなる」といわれるように、できるだけ小銭を先に使いたい。男性は面倒くさがる人も多いが、食品や日用品の購入金額の端数は小銭で支払う姿勢も大切だ。
形や色はどうだろう。「お金持ちは緑の財布や長財布を使うという説もあります。でも、私は形状や色は関係ないと思います」。
こうハキハキと話す山口さんは、ガッチリ貯めることで有名な名古屋人。しかも地元のお嬢様学校である金城学院に中学から高校、大学まで通い、大学時代からは地元の放送局でフリーアナウンサーとして活躍した。名古屋では中学から金城の人を「純金」、高校からは「18金」、大学からだと「メッキ」と呼ぶのだが、山口さんはまさに純金。お金に関して意識が高いのは当然のことなのだ。
純金名古屋人の山口さんが指南する「よい財布」とはどんなものか。その条件を、自己診断リストとしてまとめてみた。