1年ほど前、4歳になった娘がグズったある夜のこと。ふと思い立って近所をドライブしてみた。軽い振動が心地よかったのか、娘はスヤスヤと寝入った。それからしばらく、子守歌がわりの夜のドライブが習慣になった。

私が学生のころは車を持つことが一種のステータスだった。でも、いまでは若者は車に関心を示そうとしない。「車で出かけるよりも、ファッション雑誌を眺めていたい」という若者が意外と多い。