グラスワインが100円、サラダやパスタは200円台からという超低価格で売り上げを伸ばしているレストランチェーンが、サイゼリヤだ。なにせ2人で飲んでたっぷり食べても3000円前後。それに契約農家から仕入れた採れたて野菜、本場イタリアからの食材直輸入など、味や品質にも力を入れているから、そこそこおいしい。

なぜ、これほどまでの低価格でサービスが提供できるのだろう。まずは本職の会計士としての視点で、サイゼリヤの投資の効率性からチェックしてみよう。

事業投資には在庫投資と設備投資があり、その効率性は前者だと棚卸資産回転日数、後者は固定資産回転日数で測ることができる。棚卸資産は生産や販売のために保有している資産で、原材料や半製品、仕掛品などがある。一方の固定資産は長期にわたって事業活動に使用する資産で、土地や機械などが挙げられる。いずれも回転日数が短いほど効率よく売り上げにつながっていることを示す。

(高橋晴美=構成 ライヴ・アート=図版作成)