アメリカ出張時の手土産の定番が2つあります。

1つは、福岡・中洲の、ふくやの「明太子」。現地在住の日本人の方へお渡しします。アメリカに日本食スーパーはありますが、本物の明太子はまず置いていないので大変喜ばれます。ご飯のお供としてだけでなく、パスタと和えたりされるようです。

もう1つは、ねんりん家の「バームクーヘン」。こちらは外国人のご家庭に。生地がしっとりしていて、甘さは控えめ。西洋のバームクーヘンとは、全く違います。西洋のものは硬くてパサパサして、甘ったるいものが多いんです。

この2商品は、差し上げた方のお子さんから御礼のカードをいただいたり、「明太子のおじさん」の愛称で呼ばれたりと、楽しみにしてくれている度合いが伝わってきます。数軒分買いますが、風味を損なわないよう、空港から直行して、お土産を配って回ります。

「キャプテン翼」「ドラゴンボール」「美少女戦士セーラームーン」など、私はヨーロッパをはじめ、海外に日本のアニメを輸出してきました。子どもには偏見がありません。おもしろいものはおもしろいと感じるから、子ども向けのアニメは、加工せずに海外で通用します。「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」も、オリジナルのままでスペインでも大ブレークしたんですよ。

アニメも手土産も、子どもが喜ぶ品は世界共通、間違いありません。


ふくや 明太子

ふくや 明太子

1949年に食料品店を営んでいた創業者・川原俊夫氏が日本で初めて製造・販売した明太子。製造法を公開したため、明太子は博多名物の1つとなった。「満足セット・慶」(5000円 送料込)は、味の明太子420gと数の子明太子 110gの詰め合わせで、滝山代表取締役が手土産にすることの多いセット。手軽に使えるチューブに入った明太子「tubu tube(ツブチューブ)」プレーン:レギュラーとマイルド(ともに100g864円)をお渡しすることもある(価格はすべて税込)。


ねんりん家 バームクーヘン

ねんりん家 バームクーヘン

匠の技術で通常の倍近い時間をかけて焼き上げる、日本生まれのバームクーヘン。大きくは2種類あり、滝山代表取締役が購入するのは、「マウントバーム しっかり芽」。砂糖がかかった外側はカリッと、中は熟成させたしっとり生地で、バターが香る。5山(税込8100円)が最大サイズで、箱が28×20×19cm、ボリュームもある。もう1種類の生地は、全体がカステラのようにふっくらとやわらかい「ストレートバーム やわらか芽」。

ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPEJ)代表取締役
滝山正夫
(たきやま・まさお)
1951年、東京都生まれ。大学卒業後、73年ジャパンアメリカプレス入社。75年フジクリエイティブコーポレーション入社。2002年にSPEJ取締役に就任、15年より現職。ほか、アニマックス、AXN、AXNミステリーなどの社長、衛星テレビ広告協議会会長なども兼務。
(束田勝広=撮影)
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