マスコミ報道を見聞する限り、新築マンションの販売価格は今年も下落基調にあるので、「購入は慎重に」と勧める意見が多い。だが、私の考えは異なる。首都圏全域のマンションを見て回ると、今年の年初から3月にかけて、絶好の購入チャンスが訪れると思う。

その理由の1つとして、3月までの今年度内は、「高品質の物件が割安価格で買える」こと。住宅業界では、売れ残った在庫を3月決算までに一掃する動きが加速。赤字覚悟の“損切り”となり、購入者にとって質の高い物件をより安く手に入れられるバーゲンシーズンとなる。

来年度の4月以降も価格水準は低いまま推移するだろうが、市場低迷が続くことを前提にすると、物件の質は変わる。新年度から分譲されるマンションは、低価格でも利益が出るよう、あらかじめコストを削減した物件をつくらざるをえないからだ。