新築マンションの販売不振が深刻さを増している。

不動産経済研究所の発表によると、新築マンションの販売在庫は1万1085戸(2008年11月末時点)。前年同月比で約28%の増加だが、実際の在庫数は、私の実感としてはその倍以上と思われる。現場では在庫を処分しようと、数百万円単位の値引きが横行しており、さらなる価格崩壊と底値を見極めたい購入希望者の模様眺めを招いている。