「その人のことを好きになりなよ」

業種や時代を問わず、経営に必要なのは、「出会い」と「気づき」です。大きな何かを見逃していた過去の自分が、あるときそれに出会い、「そうなんだ!」「もうちょっと早く学べればよかった」と気づくわけです。

俺の株式会社 坂本 孝社長

人は誰でも「俺が、俺が」になりがち。人より余計にお金が欲しいし、いい服を着ていい車に乗りたい。だけど、社長業には「周りの人を第一に考えなきゃいけない」という鉄則があります。そこに気付いて、「ああ、そうだよな。運命共同体の社員も自分と一緒に満足して幸せにならなきゃいけない」と思えるかどうかが肝要なんです。

僕が「稲盛フィロソフィ」に出会ったのはブックオフ創業後ですから、50歳を過ぎていました。しかし30代で入塾した塾生たちは、「稲盛フィロソフィ」や塾長の言葉を僕よりも知っています。盛和塾でそれについて書いてみろと言えば、原稿用紙で100枚くらいサラサラ書ける塾生もいます。ところが、その多くは現場の経営に反映させることができていません。