私どもは横浜生まれ、横浜育ちの企業で、今年創業102年を迎えました。手土産には、文明開化の先駆けであり、国際都市でもある地元、横浜が育んだおいしいものを選んでいます。
1927(昭和2)年開業の「ホテルニューグランド」は、初代社長の祖父・武雄の代から仕事にプライベートにと利用しています。手土産の定番にしているのが同ホテル内のレストラン、ザ・カフェの「フルーツケーキ」です。ラム酒に漬けこんだドライフルーツとナッツがたっぷり入ったパウンドケーキで、私自身も長年親しんできたお勧めスイーツです。もう一つ、入手までに時間を要するので本当に特別な機会にしか持参できませんが、ホテル開業85周年を記念してできた「オールドファッション フルーツケーキ」をお持ちすることもあります。
「馬車道十番館」の「ビスカウト」は、サクサクとした歯触りのよいビスケットサンドです。レモン、ピーナッツ、チョコレートの3種詰め合わせで、私の一番のお気に入りはピーナッツ。私は紅茶党なのですが、紅茶にも合いますし、日持ちするので、長くおいしく食べていただけるのもいいですね。
お中元には、当社で開発した「アンデス」メロンを贈ります。当社の品種開発について知っていただく話のきっかけにもなりますし、旬の贈り物として皆様に毎年期待していただいているので、やめるにやめられないんですよ(笑)。
ホテルニューグランド パウンドケーキ
フルーツケーキ1620円(写真右)、オールドファッション フルーツケーキ9180円(ともに税込)/ラム酒の香り豊かな「フルーツケーキ」は通常販売で配送可。開業85周年記念の「オールドファッション フルーツケーキ」は、特選ラム酒に4年間以上漬けこんだ数十種類のフルーツを使用。焼き上げ後、6日間の熟成期間を経てデコレーションされる。要予約。予約から7日目に手渡し。配送不可。
馬車道十番館 ビスカウト
27枚入り4269円(税込)/名刺サイズほどの大きめサイズで厚みのあるビスケットに、クリームをはさんだ、横浜を代表する銘菓。サクサクしたビスケット生地に、甘すぎないチョコレート、レモン、ピーナッツの各種クリームが好相性。館内の自社工場で毎日職人が焼き上げている。
サカタのタネ メロン
アンデス(写真上)/赤いアンデス 各1玉1000~1500円前後(時価、税別)/同社が「高級品のネットメロンを身近なものにしたい」という思いで開発したメロン。緑色の果肉の「アンデス」は1977年からのロングセラー、赤い果肉の「赤いアンデス」は今年発売の新品種。直営店やネットショップ「サカタのタネっと」でも購入可(扱い時期・数量限定)。
1952年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学卒業後、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)入行。81年に坂田種苗(現・サカタのタネ)入社。国内営業やヨーロッパの現地法人立ち上げなどに携わる。取締役社長室長、常務取締役などを歴任し、2007年6月より現職。