道を聞かれる人は合格ラインに到達

面接は、履歴書に書かれた経歴と本人の言動を照らし合わせて、面接官が事実確認をするための時間だ。言動と過去のエピソードが一致しているということが、初対面の人間から短時間で信用を得るための足がかりになる。

面接官に「デキるな」「それ相応の報酬を支払ってでもわが社に来てもらいたい」と思わせるには、自分の持ち時間に応じた簡潔なアピールをすることが重要だ。それが1分なのか、10分なのか、30分なのかで話す内容はまったく変わってくるうえ、自分が「大したことではない」と思っていた話でも、相手が食いついてきたらその部分にフォーカスして話を膨らませるなど、状況に応じたアレンジも必要になる。これは、営業や商談などにも通じる、初対面トークの鉄則。初歩的なことだが、コミュニケーション能力の高さを印象づけるためにも、入室時の挨拶は明るく、表情豊かに。身振り・手振りをまじえて話すことも忘れてはいけない。