TOEICは、公平性を保つため、採点や問題作成に関しては非公開の情報も多い。しかし試験である以上「対策」は必ず存在する。あなたが知らないTOEICの真実と裏ワザを教えよう。
試験当日は、受付後、試験開始までの間に、リスニング音声の「音量・音質チェック」の時間がある。このとき、試験監督から「何か問題がある方は手を挙げてください」と言われても、日本人の国民性からして、手を挙げる人は少ないだろう。
しかし、スピーカーとの位置関係などで音が聞き取りにくいと感じたら、遠慮せず、この瞬間に手を挙げて、座席変更を申し出るべきだ。
TOEICの試験では通常、欠席などで1割から2割ほど空席があるので、この時点で頼めば、空いた席に移動させてもらえる。「自分以外にも同じことを思っている人がいるはず」くらいに考えて、勇気を出して手を挙げよう。ストレスを抱えながら受験し、テストの結果に影響するよりいい。(ヒロ前田氏談)
ヒロ前田(ひろ・まえだ)
TOEIC受験指導のプロフェッショナル。受験回数は85回以上。検証目的で受験しているため、取得スコアは15点から990点と幅広い。著書に『TOEICテスト900点。それでも英語が話せない人、話せる人』など多数。
TOEIC受験指導のプロフェッショナル。受験回数は85回以上。検証目的で受験しているため、取得スコアは15点から990点と幅広い。著書に『TOEICテスト900点。それでも英語が話せない人、話せる人』など多数。
(撮影=相澤 正)