どんな課題も2時間で答えを出す

クレディセゾン社長 
林野 宏氏

私自身は、西武百貨店に勤務していた30歳前後の時期に、自分で自分にハードなトレーニングを課しました。具体的に言えば、「どんな課題も2時間で答えを出す」という訓練です。

みずから希望して人事部から企画室に異動した時代のこと。当時の西武百貨店は堤清二社長の鋭い感性のもと、新しい文化の発信基地として急成長を遂げつつありました。堤さんは時代の一歩先を行く難しい課題を、次々、担当役員に投げかけるのです。難題を与えられた役員たちは、われわれ企画室のスタッフにそれを振り当ててきます。

私は上司から振られた問題について、いつでも2時間集中して考え、必ず2時間で答えをアウトプットするよう自分に課していました。当日の夕方までには必ずレポートを書いて提出する。クイックレスポンスです。いわばバッティングセンターのように、堤さんが次々投げ込んでくる剛速球を、とにかく必死に打ち返すのです。ファウルでも当たり損ないのチップでもいい。打ち返すことが大事なのです。見送りや空振りは駄目。