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視覚と数字のダブルパンチ

機関投資家や報道記者に企業の業績予測を伝えるのが大和証券ストラテジスト 守田 誠氏の仕事だ。テーマはキャッチーでタイムリーなものを選ぶ。今回紹介するのは9月末の勉強会用資料からの抜粋で、消費増税が企業業績にどれくらい影響を与えるかを説明するものだ。

守田氏の資料作りの第1の特徴は、結論を最初に書く構成にある。このケースでは、最初に「増税の影響は少なく2014年度の企業業績は過去最高益を見込む」と結論付ける。そして今の消費トレンドを加味すると民間最終消費の落ち込みは軽微であり、さらに所得環境が改善すれば消費が上振れする可能性があり、外部環境が悪かった1997年の増税時とは状況が違うと解説する流れだ。

2番目の特徴は、相手によって数字の見せ方を変えること。