1-a. 最初に結論を書く
1枚目で2014年の企業業績は過去最高益になるというインパクトのある結論を述べる。タイトルで触れるのはもちろん、グラフ内でもピンクのマーカーで目立たせる。
1-b. 別のデータを重ねて強調する
企業業績は上昇トレンドだったことを伝えるため、2002年からのデータを使用。為替の折れ線グラフを重ねることで、これまで最高益だった07年と比べて円高であるにもかかわらず、14年はそのときの業績を上回る=企業体質が改善していることを強調。
2. 相手に合わせて作り変える
投資家向けの資料では、極力数字を出すようにしている。為替も折れ線グラフではなく、数値で表示。
3. 視覚と数字のダブルパンチ
折れ線グラフで消費増税の影響が少ないことが一目瞭然(図表左側)。これに加えて数値でもそのことを強調する(図表右側)
4-a. 要点を文章で伝える
プレゼンを聞かなかった人も、資料を見ただけで内容が理解できるように、各シートの冒頭に要点を2 ~ 3個に絞り込んで個条書きにする。
4-b. 勝負カラーはピンク
1997年の消費増税時と今回は状況が違うことを示すためのシート。97年は外部環境の悪化で消費が冷え込んだことを解説する。重要なポイントはピンクで囲んで目立たせる。
(向井 渉=撮影)