仕事の忙しさを軽減するには、どうすればいいのか。『AI分析でわかった 仕事ができる人がやっている小さな習慣』(アスコム)を書いた越川慎司さんは「名前がつかないような“ムダな仕事”を改善すれば、余計な負担を減らせる。たとえば、接待や歓送迎会でのお店探しや毎朝の服装選びには、もっと効率的なやり方がある」という――。(第6回)

※本稿は、越川慎司『AI分析でわかった 仕事ができる人がやっている小さな習慣』(アスコム)の一部を再編集したものです。

ビールで乾杯するグループ
写真=iStock.com/taka4332
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「名もなきムダ仕事」は意外と多い

本書では、ビジネスパーソンの足を引っ張る「名もなきムダ仕事」として、まずは「資料づくり」「メール・チャット」「会議」などの「あるある」をご紹介しています。

しかし、ムダはまだまだありますよね。たとえば、カジュアルウェアを導入した企業では、「いったい、何を着ていけばいいのだろうか」という、実にどうでもいいけど、なかなか答えの出ない悩みや、引き継ぎがうまくできずに余計な仕事が増えてしまうなど、さまざまな場面でムダな仕事は増殖し続けています。

本稿では、大きなくくりには入らないものの、誰しもが1度は遭遇したであろう「ムダな仕事あるある」について言及します。

「名もなきムダ仕事」とひと言で言っても、「自分の工夫でどうにかできるもの」と、「上司や会社を動かさなければどうにもならないもの」があります。今回ご紹介する対策も、今までご紹介した対策の応用とお考えいただければ、今後、どんなムダな仕事があなたに降りかかっても、落ち着いて対処できます。

ネットで「お店探し」は危険

営業先でお世話になっている方の接待から、社内の歓送迎会まで、「お店探し」というのも、意外なほど時間を浪費しますよね。

本来の業務をおろそかにするわけにもいかないので、何とか時間をやりくりして、飲食店紹介サイトや検索エンジンで探すのですが、なかなか「広さ」、「値段」、「料理」、「雰囲気」、「立地」などがバシッと決まる店は見つからないものです。

ヘタすると10店近くいろんな店を探して、お店と料理の画像やお客の評価を頼りにして、いざ行ってみると「あれ、なんか思っていたのと違うなあ、こんなに狭かったっけ」「もう少し、落ち着いた感じがいいのに、思ったより騒がしいな」こんな経験、誰しも1度はあるのではないでしょうか。

すべての候補店を下見したうえで、時間をかけて決定できれば理想ですが、忙しいなかそうもいかず。結局、ネットだけの下見で決めて失敗して、気まずいなか食事をしなくてはならない羽目になります。

問題は、お店の写真が「もりもり」になっていること。撮り方で広く見せていたり、ラグジュアリーさを演出していたり。カメラマンの腕に感心しますが、選ぶほうとしては「だまされた」感を抱いてしまいます。

この「場所探し」は、意外に時間のかかる頭の痛い問題ですよね。