朝晩の通勤や通学で乗る満員電車。吊り革や手すりにすら掴まれない場合も多く、他の乗客の体を支えにしつつ、揺れに耐え続けるしかない。

乗客の快適性の目安にすぎない電車の「定員」

乗客の快適性の目安にすぎない電車の「定員」

このように過密状態の電車は、「定員オーバー」であり、放置すべきではないものに思える。しかし、電車では、エレベーターのように、重量超過を感知してブザーが鳴るわけではない。乗用車のように、定員オーバーの運行で警察に検挙されたという話も聞かない。満員電車に、法律上の規制はないのだろうか。

「鉄道の場合、事業者が定員を超えて客を乗せたとしても、違法ではない」と話すのは、鉄道に関する法律問題に詳しい佐藤健宗弁護士(兵庫県弁護士会)。