女子人気爆発! バーレスクダンス、生徒数は1年で20人→200人!
「最初は"股開き"のポーズが恥ずかしかったんですけど、今では、もうどんなポーズでも大丈夫です!」
そう屈託なく話すのは、仕事を調整しながら週4回(!)、バーレスクと呼ばれるダンスのスクールに通うマキさん(38歳・秘書)。
レッスン着は、同性の私が見ても少しドキッとしてしまいそうなタンクトップに脚やヒップの形がはっきり分かるピチピチのレギンスを穿き、足元はダンス用の7.5センチヒールのサンダル。通い始めてから服が1号サイズダウンしたというメリハリあるボディスタイルが顕著に分かる。
ここ、都内港区のオフィス街にある「リズムアートダンススタジオ」は1年半前にオープン。当初は1枠しかなかったバーレスクのレッスンが今や10枠に増え、バーレスク目当てにやってくるOLや主婦が月200名も押しかけるほどの大盛況なのだ。同スタジオにはベリーダンス、ヒップホップ、ヨガなどのレッスンもあるが、一番人気はコレ。生徒の多くはダンス未経験者の20代~40代だという。
ところで、バーレスクとは何か? 本来の意味でいうと、焦らすようなセクシーな振り付けをしながら局部を残してどんどん脱いでいく、いわばポールダンスのようなストリップショーダンスのことである。
2010年、アメリカで公開された、クリスティーナ・アギレラ主演の映画「バーレスク」が話題になり、その余波で日本にも広がった。
ただ、同スタジオでのバーレスクはそれらとは内容が異なる。人気トップダンサー、AKKODON先生(28歳)にその魅力を語ってもらった。日本にはほとんどなかった、ストリップ系のショーではない、ダンス型のバーレスクをスタジオに取り入れた革新者である。
「2年前にL.Aで "脱ぎ"ではなく"魅せる"ことがメインのバーレスクを初めて知り、衝撃を受けました。さらに驚いたのは、バーレスクの現地の生徒さんはダンサーではなく、普段違うお仕事をされているかたが多かったこと。殻を破りたいんだろうと察しました」
そこで日本では、「楽しませる」「現実逃避をさせる」ことを目的としたバーレスクを教えようと思ったという。
「自分の内側に秘めているものをレッスン中にバーン! と出して、セクシーな動きで自分を開放させたい。私自身、見ての通りボーイッシュですけれど、振りで、脚をバーンと開いたり、普段しないセクシーなポーズを思い切ってやったりすると気持ちがいいんです」