「うんちく」「腕まくり」「ぽっちゃり」……。あなたの言動や体型は、他人にどう映っているのか。心理学の専門家が辛口分析する。
自分は平均以上と思う心理
自分の姿が、他人の目にどう映っているかは気になるもの。ところが、あなた自身が漠然と「こんなふうに見られているかな」と感じていても、それを確認する機会はめったにないだろう。特にマイナス・イメージが強い場合は、どんなに親しい間柄でもなかなか本音で語ってくれない。
そこで心理学の「スナップ・ジャッジメント(瞬間読心術)」を応用してみよう。スナップ・ジャッジメントは相手の体型、人相、行動、口癖などから心理を読む手法だが、逆にそこから他人にどう見られているかを探ることもできる。
まずは、次ページ以降で説明した6人の人物像のなかで、自分がどのタイプに当てはまるかを確認してほしい。完全に一致しなくても、どのタイプが最も近いかを知ることはできるはずだ。
次に、自分のタイプが周囲からどう思われているのか、読み進めよう。おそらく、普段抱いている自己イメージとかけ離れていると感じる人が多いに違いない。それは6タイプのすべてに共通する点で、自己イメージと他人から見たイメージはたいてい一致しない。
生きるために必須の「勘違い機能」
仕事の評価一つをとってもそうだ。多くの人は、たとえ苦手分野であっても、「自分は平均よりはデキている」と思っているが、他者はそのようには見てくれない。自己評価は100%勘違いだと言っても過言ではないのだ。
しかし、この「勘違い機能」は、人間が生きていくうえでとても重要な機能である。勘違いでもして自信をつけなければ、今のような厳しい時代に前向きに生きていくのは大変だろう。
それに他人がネガティブに受け取る部分が、裏返せば本人の持ち味という場合もありうる。コインの表裏みたいなもので、必ずしもすべて改めるべきだと考えなくていい。ビジネスに支障があったり、飲み会にめっきり誘われなくなったりしたときに、反省して関係の修復を考える。これくらい気軽な感覚で取り組むといいだろう。
自己イメージタイプ別分析
●Aタイプ「僕って『謙虚』で腰が低いんだ」
●Bタイプ「私って、そつがなく、人当たりがいい」
●Cタイプ「オレってリーダーシップがある」
●Dタイプ「オレって面倒見がいい。熱血」
●Eタイプ「オレって職人肌だな」
●Fタイプ「僕って飾らない自然体なんだ」