部下を動かす前に「何が見えているか」を知る

部下との話が噛み合わないとき、私たちは「伝え方が悪かったのか」と考える。

もちろん、伝え方を工夫することも重要だ。

しかし、その前に確認したいことがある。

自分には何が見えているのか。

そして、相手には何が見えているのか。

同じ会社で働き、同じ会議に出て、同じ資料を読んでいても、人はまったく同じものを見ているわけではない。

馬場啓介『マンガで体感! 調和力で人を動かす トラストコーチング』(イラスト・MARUMI、KADOKAWA)
馬場啓介『マンガで体感! 調和力で人を動かす トラストコーチング』(イラスト・MARUMI、KADOKAWA)

経験も違えば、関心も違い、立場も違う。だから、同じ情報を前にしても受け取るものが変わる。

「なぜわからないんだ」と考える前に、「この人にはいま、何が見えているのだろう」と考えてみる。

そして、必要であれば自分に見えている景色を説明し、ときには問いかけながら、相手自身にも新しいものが見えるようにする。

馬場氏が描くエグゼクティブコーチの「観る力」は、部下とのコミュニケーションに悩む管理職にとっても、大きなヒントになるのではないだろうか。

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