「40~45分×最大5回」の二次面接
二次面接は、アマゾンらしい面接と言えます。まず人数ですが、最大5人の面接官が社内で招集されます。面接官はすべて他部署のマネージャークラスの人間です。この面接官の中に1人、「バーレイザー」と呼ばれる人間が必ず含まれます(「バーレイザー」については後述します)。
二次面接はアマゾン社内で行うのが基本ですが、二次面接もすべて1対1で行います。1人との面接時間が40~45分ほど。それを最大5回行うわけです。1日で終わるということは当然なく、2~3日に分けて行うことが多いのです。
面接を通って入社してきたアマゾニアンに話を聞くと、たいていの人が「あんなに何度も面接をする会社は他に知らないですね」という感想を口にします。
1人でも「反対」のままだったら不採用
二次面接の後には、面接官たちがフィードバックを行います。つまり、記入フォーマットに、面接内で確認したことや感じたことを書き、さらに「採用に賛成/採用に反対」を投票しておくのです。全員が記入を終えると、一次・二次の面接官全員で集まり「Hiring Meeting(ハイアリングミーティング)」が開催されます。この時点で初めて、他の面接官の「賛成/反対」の投票結果を知ることができます。
このミーティングで全員が「採用に賛成」という意見だったら、その候補者は採用されます。
仮に「採用に反対」という人がいたとします。その場合は、「反対」の理由について検討します。具体的には「トレーニングで修正可能か?」「周りの人間がカバー可能か?」の2点を検討するのです。
例えば、Hiring Managerが「あなたが『反対』とする理由に関しては、こういうトレーニングをするから大丈夫です」と伝え、「反対」と言っていた人が「うん、だったらいいよ」となれば採用というわけです。「反対」と言っている人が「いや、それはトレーナブル(トレーニング可能)じゃないよ。この人の本質の問題だから、たぶん無理だと思う」と言って「反対」のままだったら不採用となります。

