世界的企業アマゾンはどんな人材を求めているのか。アマゾンジャパンの立ち上げメンバーで経営コンサルタントの佐藤将之さんは「学歴などは不問で、1対1の面接を通してこれまでの人生をどう生きてきたかがシンプルに問われる」という――。

※本稿は、佐藤将之『アマゾンのすごいルール 増補改訂版』(宝島社)の一部を再編集したものです。

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写真=iStock.com/Sundry Photography
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アマゾンは誰を採用し、誰を落とすのか

アマゾンの採用面接は、リクルート業界から“エージェント泣かせ”と言われています。その理由は、彼らがアマゾンに紹介した人間がなかなか採用に至らないからです。「もはやどんな人を出していいかわからない」とボヤかれることもたびたびで、アマゾンは彼らにあまり好かれていないのではないでしょうか(笑)。

とはいえ、アマゾンは決して「落とす面接」をしているわけではありません。リーダーシップ理念(LP)の項でも述べましたが、飛躍的な成長を遂げている会社ですから、常に各部門が人材を求めているのです。

ただ、だからといって、「誰でもいい」とは考えないのがアマゾン流。優秀な人材を獲得するための基本的な考え方、そしてブレない仕組みが存在しています。マネージャーなどビジネスをドライブするレベルの人間の面接を例に、その考え方や仕組みについて解説していきましょう。

一次面接から「1対1」で話を聞く

まず、面接の基本ステップについて触れていきます。

最初のステップでは、送られてきた履歴書を人事部が精査します。ごく一般的なファーストステップです。

次のステップで、精査された履歴書が各部署に送られます。その送られてきた履歴書すべてにHiring Manager(=入社後に上司となるマネージャー)が目を通します。気になる人物がいたら「この人とこの人を面接したいので呼んでください」と人事に連絡し、面接がセッティングされます。

一次面接では、Hiring Managerが会います。場合によっては、人事も会います。時間は40分ほどでしょうか、1対1で面接を行います。Hiring Managerが「この人だったら次に進めてもいいな」と思ったら、二次面接へと進みます。