資格試験に挑戦する前に、何を確かめておくべきか。141種類の資格を持つ作家・翻訳家の宮崎伸治さんは「資格取得に向けて“見切り発車”で受験勉強を初めていいか否かには基準がある。私の場合、英検1級には19回目の受験で合格した一方で、宅建は3回連続で落ちた段階で受験を断念した」という――。

※本稿は、宮崎伸治『資格141&10カ国語を習得してわかった 合格するまで挫折しない方法』(ワニブックス)の一部を再編集したものです。

自宅で勉強をするビジネスマン
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勉強自体に意義が見いだせるか

自分に合いそうな資格が見つかったとします。たとえば、ある人がこう考えたとしましょう。

「この試験は国家試験だし、かなりの難関試験だから合格すれば、きっと周りの人たちに評価されるだろう、よし挑戦してみようか」

しかし、“見切り発車”して受験勉強を開始する前にいま一度、その資格が本当に自分に合っているか充分に吟味しましょう。特に合格率が低い難関資格の場合は一度や二度で合格できるとは限らないため、不合格が続いたときのことも想定しておくことをお勧めします。

本当に自分に合っているか否かの最重要ポイントは、仮に不合格になったとしても、「勉強したこと自体は意義があった」と思えるか否かです。

単に面白そうだとか、将来役に立ちそうだとか、周りの人たちに評価されそうだという理由で受験を決めた場合、いったん受験勉強を開始してしまったら(特に専門学校に通うなど相当のお金をかけてしまったら)後から受験をやめようと思っても、「せっかく今まで時間も労力もお金も投資してきたのに、今止めたらもったいない」という気持ちが働いて「やめたくてもやめられなくなる」という“サンクコスト(埋没費用)効果”に陥ってしまうからです。

そうなるとサンクコストの発生防止のために嫌々ながら勉強を続けることになりかねません。