10人に1人しか合格しない現実

特に難関試験を目指す人に警鐘を鳴らしておきたいのですが、合格率1割程度の難関試験は合格すれば格好いいかもしれませんが、10人に1人程度しか合格しないという厳しい現実を考慮すべきでしょう。本気でその資格を活かそうと思っているのならいいですが、「取っておけば役に立ちそうだ」程度の中途半端な気持ちで開始しても、不合格になることもあるわけです。

1回、2回程度ならともかく、3回、4回……と不合格が続くこともありますので、その現実に耐えられるか否かまで吟味しておくといいでしょう。不合格になって後悔しても、もうすでにサンクコストがかかっているのでやめようにもやめられなくなり、勉強がだんだん苦痛になってくるからです。

関連資格は勉強している範囲が重なっているため、効率的に勉強できますし、その分、合格率も高まることでしょう。

これまでの私の経験でいえば、「法学検定」と「ビジネス実務法務検定」、「ビジネス著作権検定」と「知的財産検定」は範囲が重複していたため、勉強しやすかった記憶があります。

調べたところ、以下の検定試験も関連性があるようです。

IT関連……ITパスポート、生成AIパスポート、WEBライティング技能検定、MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)など。

ファイナンス・会計関連……簿記、ファイナンシャルプランナー(FP)、公認会計士など。

人事・労務……社会保険労務士、人事総務検定、個人情報保護士など。

「ファイナンシャルプランナー(FP)」と「宅地建物取引士(宅建士)」では、不動産や税金に関する学習内容に重複がありますし、「日商簿記2級」と「建設業経理士2級」では、会計に関する範囲の大部分が重複します。

簿記の問題と鉛筆
写真=iStock.com/takasuu
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勉強したい分野の資格を探す

自分が学んでいる分野の関連資格がないかをネットで探してみるのも、1つの方法です。

たとえば、「プログラミング関連資格」とか、「介護職におすすめの資格」とか「企業経営に役立つ資格」といったキーワードを入れて検索してみるといいでしょう。

あるいは、自分が興味のある趣味でもいいでしょう。検索エンジンに自分が興味がある趣味に関するキーワードを入れて検索してみましょう。自分に合った資格が見つかれば、それが学習のモチベーションになるかもしれません。

私の場合でいえば、ピアノの練習を始めたので、音楽関係の検定試験がないか探し、ヤマハの「ピアノ演奏グレード」とか「音楽療法カウンセラー」の資格を見つけました。このようにすでに自分の学んでいることに関連する資格が見つかれば、それも1つの目標になります。