東日本大震災以降、自然災害のリスクを考慮した資産管理を意識するようになった人も多いのではないだろうか。非常用袋の中身から被災後の各種手続きのコツまで「有事のお金の守り方」を伝授する。

日本人は、家族間で家のお金の話をするのを遠慮しがちだ。しかし親子間で財産状況を把握しておかないと、大災害で親が亡くなった場合などに、保険金を請求し損ねたり、財産の継承が進まなくなる恐れがある。日頃から家の資産状況を率直に話し合い、情報を共有しておくことが大切だ。

そのうえで、家族が加入している保険と銀行口座を記した、非常時持ち出し用の「お金と保険の管理リスト」を作成しておくことをお勧めする。