学びを「自由度を上げるツール」として提示

いかがでしょうか?

昭和世代には「努力や根性論」が刺さりますが、Z世代にそれは通用しません。

彼らには、学びを「自由度を上げるツール」として提示することで、耳に届きやすくなるわけです。

話のテーマはどれも同じです。変えているのは「視点」と「たとえ」だけ。

相手の関心に合わせて、同じメッセージを、表現を変えて伝える。

これが、聞き手に合わせて、話の内容を変えるということです。

「人生における学びの必要性」において年代別に「視点」と「たとえ」を変えてみる

専門用語、英語だらけの説明は意味不明

「聞き手に合わせて視点やたとえを変えよう」とお伝えしましたが、変えるのはそれだけではありません。相手の心をつかみたいなら「言葉づかい」も変える必要があります。

以前、中小企業の経営者の方々と話をしていたときに、こんな声を聞きました。

「IT企業の営業がセールスに来たけど、英語だらけの説明で意味不明だった」

「よさそうなサービスかもしれないけど、専門用語ばっかりで何を言っているかわからないから、あれじゃ導入できないよね」

専門用語は、どの業界にも存在します。

他業界の人と話す際に大切なのは、「自分が正しく話せているか」ではなく、「相手が理解できるかたちに、用語を変換できているか」という視点です。

たとえば、

・損益通算(赤字と黒字を相殺して、税金を軽くする仕組み)【税理士】
・監査意見(決算書が正しく作られているかを示す専門家の判断)【公認会計士】
・36協定(会社が社員に残業や休日出勤をさせるために必要な約束)【社会保険労務士】

これらの専門用語は、法律・会計・労務などの分野で国家資格を持つ専門職の方にとっては日常的に使っている言葉です。

しかし、一般の人にとってはほとんど未知の言語と言っていいでしょう。

上の( )内に記したように、わかりやすい言葉で言い換えるか、意味を補足する必要があります。ちなみに「36」は「さんじゅうろく」ではなく、「さぶろく」と読みます。これも、業界が変わればまったくわからない読み方ですよね。