実行犯・見廻組の裏に誰かいたのか

――大政奉還が行われ、いよいよ新政権の発足も見えてきた頃、龍馬は突如暗殺されてしまいます。この暗殺には様々な犯人説が唱えられていますが、実際のところはどうだったのでしょう?

龍馬を「誰が殺したのか」という話題は尽きません。しかし明治三年に今井信郎が自ら暗殺したことを自白することで、龍馬暗殺の実行犯は見廻組だったと分かりました。

今井信郎
今井信郎(塚本昭一著/Public domain/Wikimedia Commons)

ただし黒幕は誰かというと、今でも物議を醸しています。というのも見廻組組頭の佐々木只三郎はじめ実行犯7人のうち、今井を除く6人は鳥羽・伏見の戦いで戦死しており、今井の証言だけが頼りだからです。その今井は見張り役なので現場にもおらず、7人の中で最も下っ端だったので、黒幕については全く与り知らないとされています。