運用会社の業績もチェック

運用会社の業績も必ずチェックしておきましょう。NISA対象ファンドも提供していた「PayPayアセットマネジメント」は、2024年10月11日、2025年9月末をめどに事業を終了することを発表しました。

事業終了の理由は、5期連続の赤字を計上していたためです。これにより、運用商品12本のうち、4本は繰上償還、8本はアセットマネジメントOne株式会社に変更され、引き続き運用が行われることとなりました。繰上償還は、このように運用会社の懐事情でも起こりうるということです。

財務情報(決算公告)は、各運用会社のウェブサイトに掲載されていますので確認し、事業継続に懸念がないのかを調べましょう。特に新興の運用会社は要注意です。

プロが選ぶ日本の高配当株ファンド

ここまでの高配当株ファンドを選ぶポイントを踏まえて、5つの商品を厳選してみました。

なお、以下のデータは断りのない限り2026年8月25日時点のものです。

まずは日本の高配当株ファンドからです。

(1)Tracers日経平均高配当株50インデックス(奇数月分配型)

日経平均株価の構成銘柄のうち、予想配当利回りの高い50銘柄に投資。「日経平均高配当株50指数」の動きに連動を目指す投資信託です。年6回、奇数月の30日に決算を行い、分配金を支払います。分配金は2024年9月30日から毎回100円出ていて、分配金利回りは3.69%となっています。分配金健全度(1年)は100%です。

(2)SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)

配当利回り水準が平均より高い銘柄を中心に投資する日本高配当株ファンド。信託報酬は年0.099%とアクティブファンドでありながら、日本高配当株ファンドの中で最安水準。年4回、1月・4月・7月・11月の10日に決算を行い、分配金を支払います。分配金健全度(1年)は100%です。

(3)日経平均高配当利回り株ファンド

日経平均株価の構成銘柄のうち、予想配当利回りの高い30銘柄程度に投資。年2回、6月・12月の15日に決算を行い、分配金を支払います。信託報酬がやや高いのですが、NISAの「つみたて投資枠」でも投資ができる点を評価しました。トータルリターン(5年)は日経平均株価やTOPIXを上回っています。分配金健全度(5年)は100%。

【図表1】日本の高配当株ファンド