3年連続5%超の賃上げ、大企業の夏の平均ボーナスは100万円超え……。景気の良いニュースが飛び交っているのに、実感が持てないのはなぜなのか。エコノミストの河野龍太郎氏は、「アベノミクス頃から問題が起きた」という。会社員の待遇はどうすれば改善されるのか、西田・安田両氏と語り合う――。
メーデー中央大会でさらなる賃上げを訴える日本労働組合総連合会(連合)の芳野友子会長(左、写真=共同)。大手企業では3年連続で5%を超える賃上げが実現したが、河野龍太郎氏はまだ問題があると指摘する。
メーデー中央大会でさらなる賃上げを訴える日本労働組合総連合会(連合)の芳野友子会長(左、写真=共同)。大手企業では3年連続で5%を超える賃上げが実現したが、河野龍太郎氏はまだ問題があると指摘する。

企業にとって都合がいい「5%賃上げ」の中身

【西田】今回はBNPパリバ証券経済調査本部長・チーフエコノミストの河野龍太郎さんをゲストにお迎えしました。

【河野】よろしくお願いします。

【安田】ベストセラーになった『日本経済の死角』は非常に刺激的な論考でした。本日はその中で河野さんが書かれている生産性と賃金の関係について、深くお話をお聞きしたいです。

(構成=稲泉 連 撮影=宇佐美雅浩)
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