参議院では依然として与党が過半数割れ
【西田】今回は、国民民主党の玉木雄一郎代表をお迎えします。お忙しい中ありがとうございます。
【玉木】はい、よろしくお願いします。
【安田】この連載でお話を伺うのは2度目ですね。前回は1年以上前でしたが、政治状況は激変しました。
【玉木】いやあ、本当ですね。
【西田】今回の衆院選、結果としては高市自民党が316議席という圧倒的な数字で勝利しました。立憲民主党と公明党が中道(中道改革連合)という塊をつくりましたが、結果としては大敗と言わざるをえない。その中で国民民主党は「微増」なので大健闘でしょうか。まずは現状の受け止めをお聞きしたいのですが。
【玉木】選挙後、初めて本会議場に入った時の衝撃は忘れられませんね。自民党の議員が溢れかえっているんですよ。野党側の席に座ると「ああ、ここまで来ているのか」と、視覚的に現実を突きつけられた気分でした。
【西田】選挙戦については?
【玉木】一言で言えば「高市旋風」というより「高市暴風」だったのは確かです。ただ、私が初当選した2009年の民主党ブームや、12年の自公政権奪還の時とは、空気感が違いました。あの時はもっと社会全体に「変えるぞ!」「取り戻すぞ!」っていう、ある種の熱気がありました。でも今回は、人は集まっているけれど、どこか「静かな熱気」という印象でしたから。
【安田】それは、有権者が冷静だったということですか?
【玉木】というよりも、野党第一党がスーッと溶解していくような感覚ですね。特に終盤の3日間くらいでその流れが加速した。わが党はその暴風の中で、なんとか耐え忍んだというのが正直なところです。例えるなら、頑丈な小屋に籠もって、ひたすら台風が過ぎ去るのを待っている感じで。翌朝、おそるおそるドアを開けて外に出てみたら、周りには何もなくなっていた……そんな厳しさでした。
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