行き先を決めずに辞めてはいけない
転職の形もさまざまですが、大企業に勤めていた人が長く勤められる環境を求めて、規模の小さい会社に移ることも多くなっています。スキルがあれば、大企業出身者は中小企業では非常に重宝されます。特に地方では人手不足が深刻なため、経験のある人材を歓迎する企業は少なくありません。
転職のベストタイミングとは、環境を変えようと思った時に、理想的な行き先があることに尽きます。大切なのは、行き先が決まっていない状態で会社を辞めるべきではないということです。退職後の具体的なビジョンがないまま辞めてしまうと、50代以降は特に苦しい状況に陥りやすくなってしまうのです。
結局のところ、転職をする上で大切なのは人間関係です。その人間関係をどう築くかを、将来を見据えて考えておくことが大切になるでしょう。人間関係は、お金について考えておくのと同じように大切に考えておくべきものなのです。
中高年の転職には「趣味の人脈」が役に立つ
ずっと組織に属していると、付き合いのあるのはほとんど職場の同僚ということになっているかもしれません。同僚とも深く付き合わず、社会に出てからの人間関係があまり広がっていない人も多いようです。けれども、いざ転職するとか、定年後の新しい職を考えるとなると、幅広い人間関係を持っている人には、いろいろなところから声がかかります。
ですから、できるだけ異業種の人たちとも交流を持っておくことをおすすめします。もし、それが面倒なら、自分の好きな趣味の分野で人脈を広げるのがいいでしょう。
仕事関係とは関係のないサークルなどで気楽に付き合う人が増えれば、そこからいい情報が入ってくることもあります。
釣り仲間であれば、あそこでインストラクターを募集しているとか、釣りに詳しい人を探している会社があるとか、好きなことに関わる話も耳に入ってきやすくなります。
もちろん、異業種交流のようなこともいいのですが、定年後のことを考えると、好きな分野での人脈を広げる方が役に立つかもしれません。


