事務職が取るべき資格の順番
今まで自分がやってきた仕事、積み上げてきたスキルやキャリアの強みを補強するものとして、取得することが大切です。事務の仕事をしている人であれば、MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)やVBAエキスパートなどのように、まず事務系のパソコン資格を取得するといいでしょう。
その上で、今後必ず重宝されるようになるAIに関する資格を取得します。例えば、ITパスポートや生成AIパスポートなどがあります。
その後に、さらにそれを活用して事務系のSEのような役割ができる基本情報技術者のような資格を取るというように、事務の分野を深めていく方法があります。そこまで身につけていれば、多くのところから役に立つ人材として認められるでしょう。
「50歳になったらもう遅い」「いや、50代前半ならまだ大丈夫」などというように、転職のタイミングについて考えることも増えてきます。現役として転職するのか、あるいは退職後を見据えて動くのかというのも考えどころです。
けれども、年齢を気にして焦るよりも、いい職場が見つかった時がベストタイミングと考えるのがいいでしょう。現在の職場環境にある程度満足していても、それよりも総合的に条件がよいと判断できる話が出てきた時には検討すべきです。
70歳雇用時代の「ベテランの価値」
実際、今は70歳以上まで働ける制度のある企業がどんどん増えています。2021年には高年齢者雇用安定法の改正によって、70歳までの就業機会を確保することが努力義務になったこともあり、70歳まで働くというのはこれから一般的になっていくでしょう。
もちろん人材不足という理由もありますが、業務内容が関係している場合もあります。今後、AIの活用などで業務内容も変わってくると思いますが、60歳前後のベテランがいなくなると、現在やっている業務を若い世代が担わなければならなくなってしまいます。
けれども、40代以下には新しい時代に対応できるスキルを身につけてもらった方が効率よく仕事が進むので、ベテランに長く働いてもらって、若い世代には新しい分野の仕事を任せ、時代の変化に対応しようという企業も出てきています。
早期退職を積極的にすすめる会社もあれば、できるだけ長くいてほしいと考える会社もあります。企業ごとに方針は大きく異なっているのです。

