会話は型、覚えれば誰でも話せる

ズバリ、断言します。

会話は型です。

この「型」さえ覚えておけば、誰でもうまく話せるようになります。

例えば、

会議では、

「結論、Aだと思います」と、自分のポジションを明らかにします

相談では、

「2点相談があります」と、論点の数から提示します

報告では、

「現在の進捗は……」と、今の状態から話します

それぞれのシーンに適した型があるのです。

この型を使うことで、あなたの評価は大きく変わります。

会話の型を習得できれば、“コミュ力の高い人”になることができます。

このように、会話には型があると知ってから、私は、

「交流会ではひたすら聞き手に回る」
「採用面談では先に自己開示する」
「プレゼンでは相手の表情を見ない」

など、適切な会話の方針を打ち立ててから取り組んでいます。

このように「話し方」は能力ではなく、技術なのです。

コミュニケーションを取る3人
写真=iStock.com/travelism
※写真はイメージです

あなたは、コミュニケーション力が低いのではありません。

やり方を知らないだけです。

そして、その最も基本となる技術が、「一言で話す」なのです。

仕事ができる人は、自然とこの「一言で話す」技術を身につけています。

本書では、仕事のあらゆる場で求められる瞬発力や省エネでうまく会話する方法と、その習得方法についてご紹介していきます。

ぜひあなたも実践してみてください。

優等生だった人ほど話が伝わらない

学生時代に、「真面目だね」「優等生だね」と他人から言われてきた人ほど、社会に出てから伸び悩む人が多いと感じています。

学校では、先生の話をよく聞く人が評価されます。

しかし仕事では、評価の基準がまったく変わります。

学校には正解がありますが、仕事には正解がありません。

宮脇啓輔『一言で話せ。仕事ができる人の1%会話術』(明日香出版社)
宮脇啓輔『一言で話せ。仕事ができる人の1%会話術』(明日香出版社)

上司の指示が最適だとは限りませんし、クライアントの要望通りにやればうまくいくとも限りません。

仕事では「自分の言葉で話す力」が求められます。

ところが、真面目な人ほど、

・正確に説明しようとする
・全部伝えようとする
・誤解されないよう丁寧に話そうとする

つまり正確に話すことに真面目になってしまうのです。