回転寿司チェーンは何で利益を出しているのか。値段の高いトロ、ウニ、イクラ、マダイなどではあまり儲けが出づらい一方で、低価格のネタの利益率が高くなっているという。ライフ・リサーチ・プロジェクトが編集した『“食通”も知らない 食べ物と値段の本当の関係』(青春出版社)より、紹介する――。(第4回)
トロ・ウニ・イクラより利益率が低いのは…
ある回転寿司チェーンの寿司ネタ人気ベスト3は、マグロのトロ、ウニ、イクラ。ただし、これらの人気ネタは、原価が高いため、店としてはあまり儲けが出ません。
それら人気トップ3以上に、利益率の低いのはマダイです。養殖物を使っても、原価割れになることがあるくらいですが、それでもお客を呼ぶための「目玉商品」として必要なのです。
また、エンガワや煮アナゴの一本握りも、利益の出にくいメニューです。エンガワは、ヒラメではなく、大型のカレイのものを使っていても、なお仕入れ値が高く、儲かりません。
反対に、儲かるネタの代表格は、もっぱら玉子やタコ、アジといった庶民的なネタ。回転寿司は、利益は、値段の高い高級ネタではなく、低価格の庶民的なネタで出しているというわけです。

