ビジネスでコミュニケーション力が高いと言われる人は、どんな話し方をしているのか。マーケティングコンサルタントの宮脇啓輔さんは「仕事の会話には目的があるため、作法が求められる。会話の型を知っているだけで、スムーズに効率よく仕事は進む」という――。

※本稿は、宮脇啓輔『一言で話せ。仕事ができる人の1%会話術』(明日香出版社)の一部を再編集したものです。

会話中のスーツ姿の男性
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話さない人ほど、伝える力がある

私は、学生時代までは「おしゃべりな人」や「社交性の高い人」がコミュニケーション力が高いと考えていました。

しかし、社会人になるとその考えは一変します。

会議でキレよく発言できる人、何を相談してもすぐに打ち返せる人、こうした限られた時間で有意義な話をたくさんできる人は「あの人は仕事ができる人」と、周りから評価されます。

つまり、おしゃべりなことと、仕事で通用するコミュニケーション力は別物です。

会議で答えに詰まる人もいます。

真面目な人ほど「話はしっかりするべきだ」という思い込みが強く、聞かれたことにうまく返答できなかったりします。

話すことに疲れてしまうのです。

なぜでしょうか。

その理由は、大きく3パターンあります。

(1)会話への心理的ハードルが大きい⇒不要な準備や心理的負担
(2)会話に集中しすぎる⇒不要な箇所で思考体力を消費する
(3)会話が長くなる⇒ミーティングの時間が長引く

もちろん、仕事をする上ですべてを省略できるわけではありません。

綿密な準備が必要な商談や、1秒たりとも気を抜けない社長との会話、来期の戦略を立てる時のロングミーティングなど、絶対的に疲れる会話は存在するのです。

こうした場面で最大のパフォーマンスを引き出すためにも、日常会話では力を抜くことが大事です。