駅から大工町へ歩くほど時代が古くなる

水戸駅を出て大工町方面へ向かって歩く。歩き出してすぐ、墨字の看板を残したまま空になったラーメン店の跡が目に入った。

2025年3月に開業したばかりの店である。閉店を知らせる貼り紙はなく、ガラスの奥はがらんどうのままだ。店が入っていたのは、1994年に閉店した高島屋ローズランドの建物が残る中村ビルの1階。駅から徒歩2分の立地でも、飲食店が1年あまりしか続かない。数軒先には、ガラス張りの店内にカラーコーンだけが残された居酒屋の跡もあった。

看板を残したまま空になったラーメン店の跡
筆者撮影
看板を残したまま空になったラーメン店の跡。2025年3月の開業から1年あまりで姿を消した。入居していた中村ビルは、1994年に閉店した高島屋ローズランドの建物である
ラーメン屋の斜め向かいにあるビル。1階左側は空きテナントになっている
筆者撮影
ラーメン屋の斜め向かいにあるビル。1階左側は空きテナントになっている

この道を進んでいると、不思議な感覚に襲われる。歩けば歩くほど、街並みが少しずつ時代をさかのぼっていくのだ。