「6年連続の世界首位」になったトヨタ

熱狂が選別へ変わる局面で、強さを見せたのがトヨタだった。トヨタ自動車が2026年1月29日に公表した生産・販売・輸出実績は、集計にダイハツ工業と日野自動車を含むと明記している。

1月29日に配信されたロイターの記事によれば、同グループの2025年世界販売は1130万台規模で、6年連続の世界首位だった。同日に配信されたブルームバーグの記事も、グループ販売がフォルクスワーゲン(VW)を上回ったと報じた。なお、この数字(正確には1132万2575台)はグループ販売であり、トヨタ単体の1053万6807台とは分けて読む必要がある。

数字の意味は規模の大きさにとどまらない。前出のロイター記事によれば、2025年のトヨタ・レクサス販売に占めるガソリンハイブリッド車は42%、BEVは1.9%だった。BEV比率が小さいまま販売を伸ばしたのは、地域ごとの需要に合わせてHEV、PHEV、BEVを配分する余地を残したためだ。市場が一枚岩でないほど、技術の品ぞろえは守りの保険から、攻めの武器へ変わる。