脳科学者の瀧靖之先生に、家庭で「算数脳を育むためにできること」を聞きました。

計量、加熱時間、材料費…料理で算数をリアル体験

乳幼児編でも述べたように、子どもの脳の発達に「家事」はものすごくおすすめ。

その中でも料理は、「小さじ3杯分が大さじ1杯分だね」「200gということは……100gの2倍だね」などと、日常生活で算数の概念に子どもを触れさせる絶好のチャンスです。実際に子ども自身が、スプーンやカップで分量を量る体験を通して、量の感覚を学ぶこともできます。

分数で、算数に苦手意識を覚える子どもが少なくありませんが、これも「ニンジンを4つに切ったうちの1つは、1/4本といえるよ」など、日常の中で算数の概念を教えやすいのが一緒に料理をする時間です。

子どもにとっては勉強ではなく、あくまで美味しいごはんを食べるためのお手伝いの一環なので、楽しみながら学びやすいでしょう。

そのほか加熱時間や買い出しにかかった材料費など、日常にあるさまざまな数字に触れられるのもポイントです。

※本稿は、『プレジデントFamily2026春号』の一部を再編集したものです。