脳科学者の瀧靖之先生に、家庭で「算数脳を育むためにできること」を聞きました。
問題をエレガントに解く感覚をアート鑑賞で育む
算数脳を育むうえで、知的好奇心と同時に磨いてほしいのが「美的センス」です。私は、算数や数学とは「美の追求」であると考えています。たとえば数学で微分・積分の問題が出たときに数式で解くのか、図形で解くのかで、答えまでの過程の美しさがぐんと変わります。このように「いかにエレガントに解くのか」が、数学の面白さであるわけです。脳科学的に見ても、アートの美しさを感じたときの脳の活動履歴と数式の美しさを感じたときの脳の活動履歴はかなり似ていることがわかっています。ではどのように、6歳までに「美的センス」を磨けばいいのか? ですが、「単純接触効果」「流暢性効果」を活用します。つまり、絵を描いたり、美術館に親子で美術品を見に行ったり、小さい頃からアートに触れる時間をつくっていただきたいということです。子どもは豊かな感受性で、さまざまなアート体験にワクワクしてくれることでしょう。
※本稿は、『プレジデントFamily2026春号』の一部を再編集したものです。


